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テキサスホールデム入門

役の強さ、ベットの流れ、ポジション。最初の1時間で必要なことだけ。

ポーカーを学ぶ 01 / 読了 約7分

テキサスホールデムのルールは、覚えることが少ないゲームです。 配られるのは2枚だけ。共通の5枚と合わせて、いちばん強い5枚を作る。それだけ。

むしろ難しいのは、ルールを覚えたあとです。 いつ降りるかを決められるようになるまでが長い。 この記事では、最初の1時間で必要なことだけを書きます。

1. 何をするゲームか

あなたには2枚のカードが配られます。これは自分にしか見えません(ホールカード)。 テーブルの中央には、全員が共通で使える5枚が段階的に開かれます(コミュニティカード)。

自分の2枚と共通の5枚、合計7枚のうち好きな5枚を選んで役を作ります。 7枚全部を使うわけではありません。強い5枚を持っていた人が勝ちです。

よくある誤解

「自分の2枚を必ず使う」ルールはありません。共通の5枚がそのまま最強なら、 全員が同じ役になって引き分けになることもあります。

2. 役の強さ

上から順に強い役です。最初は下の4つだけ覚えれば足ります。

役中身例
ロイヤルフラッシュ同じマークの A K Q J 10A♠ K♠ Q♠ J♠ 10♠
ストレートフラッシュ同じマークで5枚連続8♥ 7♥ 6♥ 5♥ 4♥
フォーカード同じ数字が4枚9♠ 9♥ 9♦ 9♣ 2♠
フルハウス3枚+2枚K♠ K♥ K♦ 4♠ 4♥
フラッシュ同じマークが5枚A♦ J♦ 8♦ 5♦ 2♦
ストレート5枚連続9♠ 8♥ 7♦ 6♣ 5♠
スリーカード同じ数字が3枚Q♠ Q♥ Q♦ 7♠ 3♥
ツーペア2枚組が2つJ♠ J♥ 6♦ 6♣ A♠
ワンペア2枚組が1つ10♠ 10♥ K♦ 7♣ 3♠
ハイカード何も揃わないA♠ J♥ 8♦ 5♣ 2♠

実戦で決着がつくのは、ほとんどがワンペアかツーペアです。 フラッシュやストレートは、思っているより滅多に来ません。 「大きな役を待つゲーム」ではないと最初に知っておくと、無駄な期待をせずに済みます。

キッカーという考え方

同じ役どうしが当たったときは、残りのカードの大きさで決まります。これをキッカーと呼びます。

たとえばボードに K が落ちていて、あなたが K♦ 4♠、 相手が K♣ A♥ なら、どちらもKのワンペアですが、 キッカーの A が 4 に勝つので相手の勝ちです。

これが初心者がいちばんチップを失う形です。 「Kのペアができた」と喜んで払い続け、上のキッカーに刈られる。 ペアができたかどうかより、キッカーが強いかどうかを見る癖をつけてください。

3. ゲームの流れ

1回の勝負(ハンド)は4段階で進みます。段階ごとに賭けの機会があります。

段階開かれる共通カード見えている枚数
プリフロップなし自分の2枚のみ
フロップ3枚2 + 3 = 5枚
ターン1枚2 + 4 = 6枚
リバー1枚2 + 5 = 7枚

最後まで降りずに残った人が手札を見せ合い、強い方が全部を取ります(ショーダウン)。 途中で全員が降りれば、最後に残った1人が手札を見せずに取ります。

できる行動は4つだけ

最初に覚えるべきこと

フォールドは負けではありません。 勝てない手を安く手放すのは、このゲームで最も回数の多い正解です。 上手い人ほどよく降ります。

4. ポジションが強さを決める

同じ手札でも、座る位置によって価値が変わります。 理由は単純で、後に行動する人ほど相手の出方を見てから決められるからです。

位置呼び方立場
ボタンBTN最後に動ける最強の位置
カットオフCOBTNの1つ前。準有利
ハイジャックHJ中間
アンダーザガンUTG最初に動く最不利
スモールブラインドSB強制投資あり。以降ずっと先に動く
ビッグブラインドBB強制投資あり。プリフロップのみ最後

SB と BB は、カードを見る前に強制的にチップを出します(ブラインド)。 これがないと全員が最強の手だけを待つことになり、ゲームが動きません。

位置は毎ハンド1つずつ回ります。不利な位置では参加する手を絞り、有利な位置では広げる。 これだけで成績は変わります。

5. 最初に持つべき基準

細かいレンジ表を覚える必要はありません。最初は次の3つで十分です。

ペアは強い。ただし小さいペアは条件つき

A♠ A♥ のような大きなペアは、 そのままでも勝てます。一方 3♠ 3♦ のような小さいペアは、 3枚目が来るかどうかにほぼ全ての価値があります。約8回に1回しか来ません。 安く見られるなら参加、高いなら降りる、と割り切ってください。

大きい2枚は、当たらなかったら降りる

A♠ K♦ は強い手ですが、 フロップで何も当たらなければただのハイカードです。 「AKだから」という理由で最後まで払うと、必ず負けます。

マークが揃った連番は、化けるかどうかがすべて

8♠ 7♠ のような手は、いま弱いのが当たり前です。 フラッシュやストレートに化けたときだけ大きく勝てる。 だから安く入って、当たらなければ未練なく降りる。これが正しい使い方です。

やってはいけないこと

「ここまで払ったから、もう降りられない」—— すでに払ったチップは、降りても払い続けても戻ってきません。 判断すべきはこれから払う額に見合うかだけです。

6. 次にやること

ここまで読んだら、あとは実際に打つのが早いです。 ルールは打ちながら体に入りますし、降り際の感覚は座らないと身につきません。

READ & RAISE では、ハンドが終わるたびに相手の手札と、 各局面で内心どれくらい勝てると思っていたかが表示されます。 「あのベットは本物だったのか」が毎回わかるので、 普通に打つより降り際の判断が早く身につきます。

読んだら、座ってみる

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